ジュリアン

  • ジュリアン・ダグラス

グローランサーに登場する人物。
バーンシュタイン王国の名家、ダグラス家の長子。
父であるダグラス卿もかつて勤めた、大陸最強とも言われる一騎当千の精鋭、
インペリアル・ナイトになるべく研鑽を積んでいたが、
弟が生まれたことにより父の期待が弟に行ってしまった為、
自らのあり方について悩む剣士。

カーマイン達とはサンドラの研究書を取り戻す序盤のイベントで出会い、
研究書を取り戻すために少しの間だけパーティに同行してくれる。
進め方にもよるが、普通に進めた状態では平均レベル5前後のところに、
レベル32と文字通り圧倒的な強さで加入するため、
盗賊たちを次々と蹴散らすその姿は非常に頼もしい。

この一連の戦いで剣を振るう意味を悟って立ち直る。
その後、グランシルの闘技大会で優勝したカーマインルイセの前に、
エキシビジョン戦の対戦相手として立ちはだかるのを皮切りに、
ローランディア、バーンシュタイン間で戦争が勃発することで、
戦場ではインペリアル・ナイトとして何度も剣を交えることとなる。
彼女よりも強いナイトが三人いる上、
その筆頭、ナイツ・マスターであり仕える主君であるバーンシュタイン国王のリシャールは年下(14歳)ながら強さが人間離れ(単純なレベルだけならラスボスと同格)しているので、
インペリアル・ナイトがどれほどの強者の集まりかは彼女と戦うだけですぐわかるのが恐ろしい。

戦争終結後、条件を満たしていれば、パーティキャラとして加入させることが出来る。
大剣か鞭(パーティ内で奪い合いになりにくい武器)を使う足の速い前衛キャラ。
一番の格下とは言えインペリアル・ナイトの看板はお飾りでもなんでもなく、
能力が高い上に加入時のレベルは主人公たちよりもひとまわり上。
武器の取り合いが無いのもメリットで、しかも重装備もできるので即戦力になれる。
パーティの選択肢を増やす意味でも条件に関わるイベントは突破しておく事をお勧めしたい。

なお、あるイベントを通過するまでは男性として振舞う。
所謂男装の麗人なのだが当ブログの文字色をご覧のとおり、
れっきとした女性で、設定上なかなかのナイスバディ
初回プレイ、所見でも「こいつは女だ」と見抜ける位にはわかりやすい。

名前もジュリアンというのは自身の本名「ジュリア」を男性読みにしたもの。
なお、時系列のつながる2では「女性初のインペリアル・ナイト」として、方々で活躍しているようだ。

グローランサーというゲームの仕様の問題もあるが、
前述のルイセ同様恋愛関係になれる。
祝勝会を催した際に彼女の恋愛イベントを進めていると、ダグラス家の令嬢としてパーティドレスを纏うことになるのだが、
仕方なかったとは言えそれまで騎士としての鍛錬以外やったことがなかったために、
この時、バーンシュタインの皇太后によってドレスコードとメイクのレクチャーを受ける。この母親、ノリノリである
そして、いざドレス姿になると誰もが一度は振り返る美女へと変貌する。

……誰もが振り向く麗しき令嬢の中身が、
大陸全土に武勇を轟かせている、泣く子も黙るインペリアル・ナイトだと知った時、
民衆はどのような反応をするだろうか。