マトイ

  • マトイ

ファンタシースターオンライン2に登場するキャラクター。
エピソード1から登場する古株で、彼女との出会いで物語は始まる。

アークスとしての最初の研修任務で、たまたま一緒だったアフィンと共に降り立った惑星ナベリウスの森林で倒れていた所を保護した少女。
最初は色々と検査を行っていたが、フォトンを扱える事からアークスではないかと推測されてこそいるが該当データが存在せず、
ひとまずアークスシップ預かりとなって主人公とコミュニケーションを楽しんでいた。
惑星ナベリウスに咲く花を気に入っていた模様。

エピソードごとに会話イベントが用意されている庇護対象だと思いきや……

彼女にまつわる事態が動くのはエピソード2後半から。
この時点で「アークスシップの中でテクニック(魔法)を発動させて、看護師に叱られた」と言及しているが、
こんな芸当は並のアークスにできるはずもなく、彼女の存在の異質さが際立っている。

アークスシップ中枢部にて主人公とともにアークスシップを自分の都合の良いように牛耳っていたルーサーに立ち向かい、これを撃破する。
この時発動されていた六芒均衡レギアスによる「主人公を抹殺せよ」という絶対令を無意識下で解除している。
レギアスの名誉のために言っておくとこれは彼が諸般の事情でルーサーに逆らえない立場であったが故の指令であり、その後積年の恨みを晴らすがごとく愛用の大太刀「世果」で彼を遠慮なくぶった切っている。
この時振り回していたロッドは主人公と鍛冶屋のジグによって修復された「白錫クラリッサ」と言い、歴代の六芒均衡「クラリスクレイス」が振るっていた武器。当代が振るっているのはこれの模倣品。それでも並の武器よりははるかに強いが。
大雑把に言えばアカシックレコードの端末とも言うべき存在であり、これを振り回せる事もますます異質な存在である事をうかがわせる。

正体を探るべく10年前にタイムスリップした主人公の前に現れたマトイ
その正体は、10年前に戦死したとされていた「二代目クラリスクレイス」。クラリッサを振り回せて当たり前だった。
本名は言わずもがなマトイだが生い立ちに複雑な事情を抱えている。
簡単に言えば、「アカシックレコードがダーカーとダークファルスを倒すために作り出した最強のアークス」であり、そのために存在を徹底的に秘匿されており「クラリスクレイスという存在としてだけは知られているがどういった人物なのかが10年後にも正体不明のブラックボックス」だった。
倒したダーカー因子(ダーカー達の力。アークスが操るフォトンと表裏一体の存在)を吸収して自分のフォトンに還元、それを使用する事ができる生粋のダーカー殺しであり、クラリッサ以外の武器も使えるがこの力に武器がついてこれず、一撃で武器の方が壊れてしまう。
これに比肩する特異性を持っているとされるのは「全てのクラス、武器を使いこなして数多の任務を遂行し、アークスの暗部まで暴いてみせたプレイヤーキャラ」である。

そんな奴が爆弾を抱えていないはずがなく、二代目クラリスクレイスとしての任務で市街地を襲撃してきたダークファルス【若人】と戦った時に、ダークファルス【仮面】によって一瞬の隙に受けた攻撃が原因で、溜め込んでいたダーカー因子が暴走、あわやダークファルスの親玉である「深遠なる闇」にさせられる所だったが、これを自爆というとんでもない手段でこれを打ち消そうと試みる。
その場に居合わせた主人公を帰還させようとしたアカシックレコードの子端末的な存在であるシャオが展開したタイムスリップに巻き込まれて惑星ナベリウスでノビていたことになる。

その後アークスとしての資格を得て任務に就いたが、惑星ハルコタンでのダークファルス【双子】との戦いで主人公がダーカー因子の飽和状態に陥って、かつての自分と同じように深遠なる闇になりかけた事で、主人公のダーカー因子を全て吸収して自分自身が深遠なる闇の寄り代となった。
紆余曲折を経て最終的にダークファルス【仮面】がこのダーカー因子を引き受けて深遠なる闇と化す事で救出されて、力が強すぎることとその特殊性から主人公と共に守護輝士(ガーディアン)という彼ら専用の部署へと配属された。
地球に於いての戦いではアニメ版でディーオ・ヒューナルと戦った事と、アークスシップ内部に攻め込んできたマザークラスタの幹部と戦った事位しか目立った活躍が無い。

おっとりした口調でここぞというときは別にして平時は深窓の令嬢然としたキャラクターなのだが、その性格からは想像もできない扇情的な服装が多い。
最近流行った言葉で言うなら「男子の劣情を煽る服装」とでも言うべきか。
また、サポートパートナーとして呼び出せるキャラクターとしては、上記設定ゆえかサポートパートナー中1,2を争う攻撃力の持ち主。