カイオーガ

かいていポケモン
高さ4.5m 重さ352.0kg
おおあめと おおなみで だいちを おおい うみを ひろげた ポケモンと しんわで かたられている。グラードンと しとうの すえ ねむりに ついた。
サファイアポケモン図鑑より)

ポケットモンスター ルビー・サファイアで初登場した、
サファイアのパッケージに描かれたポケモン
大雨を降らせる能力を持ち、海の化身とも呼ばれる。
そのためにアクア団に狙われることとなり、
サファイアではこのポケモンを巡って主人公はアクア団と戦うことになる。
ストーリー中アクア団の手によって復活し、ホウエン地方が水没寸前となるレベルの大雨をもたらした。

パッケージを飾るポケモンだけあって能力は非常に高く、
バトル○○と銘打たれた施設で使う事は出来ず、
また、対戦でのルール上使用を制限されることも非常に多い。

しかし、使える状態でのバトルとなると、
登場してから現在に至るまで、禁止伝説ポケモンでは最強クラスとまで言われる実力者。

その強さの秘密は能力と特性の相性に尽きるだろう。
水タイプの技の威力が1.5倍、自身の水タイプの補正と合わせて、
大雨状態であれば常に2.25倍のダメージ補正がかかるため、
水タイプが等倍のそんじょそこらのポケモンは一撃でねじ伏せられてしまう。
ハイドロポンプ、潮吹き等水タイプの高威力の技を覚えるのも非常に大きい。

更に雨との相性に優れた雷や、水タイプのサブウェポンの代表格冷凍ビームと、
使い勝手の良い技にも恵まれているため、
設定上のライバルであるグラードンレックウザも返り討ちに出来るのだが、
タイプ相性の関係でヌケニンが苦手。

リメイク後のオメガルビーアルファサファイアではゲンシカイキという新たな姿を得ることとなり、
ストーリー上でプレイヤーと対峙する際にはゲンシカイオーガとして立ちはだかる。
メガシンカに似たものではあるがメガシンカポケモンがいても、藍色の玉を持たせていれば自動的にゲンシカイキを行う。

錫華姫

  • 錫華姫

無限のフロンティアに登場する人物。
当然ながら、続編のEXCEEDにも続投する。
名前の読み方は「すずかひめ」。
オリジナルキャラクターで唯一、スパロボのパロディ要素が存在しないキャラクター。

かつて神楽天原で人間と対立していた式鬼のお姫様。
現在はしきたりに則って旅をする神夜のお目付け役をしている。
といっても小さい頃からの知り合いなので、よく事情を知る友人のような感じだが。

戦闘時は戦術からくりと呼ばれるロボット、
「邪鬼銃王」(ジャキガンオー)を「踊りながら操り糸で操作して」戦う。
邪鬼銃王を操作しているのは言うまでもなく錫華なのだが、
傍目には戦闘を邪鬼銃王に任せてバブル期のディスコダンスを踊っているだけにしかみえない。
技の名前は基本的にそれに絡んだネーミングが付いている。
必殺技の名前はそのものずばり「邪鬼銃・桃源郷」(ジャキガン・トーキョー)
名前の由来は言うまでもないだろう。

さてそんなお姫様だが神夜と違って上から下までがフラットで、
腰をくねくね踊るため「ぬるぬる動く」という意味合いで「ぬめり腹」だの
「ウナギ姫」だのと言った悪態をつかれることが多い。

EXCEEDにも前述通り参戦。あるコンボのおかげでボス戦での極めて高効率なダメージソースとして活躍する。
と言うのも、新技「邪鬼銃・精霊舞」(ジャキガン・セレブ)がまずかった。

この技を繰り出す前に相手を一定の位置に固定できる支援攻撃を持った、
ゼノサーガからの参戦キャラであるT-elos(テロスと読む)の支援攻撃を噛ませると、
ヒット数が凄まじい勢いで増える。勿論その分ダメージも跳ね上がるため、
T-elos邪気眼精霊舞から、誰が言ったか、
エロセレブというすんげえ通称が付いている。別にこのコンボ自体はエロくはない。
ゲーム自体にKENZENなカットインはやたら豊富だが。

ハピナス

しあわせポケモン
たかさ 1.5m
おもさ 46.8kg
こころやさしい せいかくで
びょうきの ポケモンを みつけては
なおるまで かんびょう してあげる
(銀版ポケモン図鑑より)

ポケットモンスター金、銀で初登場したポケモン
ラッキーの進化系。
HPと特防に特化したステータスを持っていて、HPは全ポケモン中最大を誇る。
特防も高く、スターミー、ゲッコウガ等の、
基本的に特殊技を主体として戦うとされるポケモンはまず押し勝てない。
特殊攻撃最強レベルと言える、カイオーガハイドロポンプでさえ平然と耐え切れるのだから、
実力はお分かりいただけるだろうか。

その代わり物理防御は紙も同然なのだが、
物理防御を鍛えておくとそれでもタイプ不一致の弱点くらいなら、
HPのおかげで平然と耐え切ったりもする。
受けたダメージはそのままカウンターで打ち返す事が出来るため、
物理攻撃でうかつに攻め込むこともままならない。
また、特性は自然回復を持っているため状態異常にも強く、
長期戦にはまさに願ったり叶ったりなポケモンである。

と、このように書けば強いように見えるし、実際相手に刺さると非常に強いのだが、
現在の対戦環境はガブリアスが暴れまわり、強力な格闘技の飛び交う物理攻撃偏重。
かつて程の活躍はそうそう見込めるものではない、やや玄人好みと言った印象。

初登場時の実力のほどは筆者はさほど知らないので割愛。
最も、足の速さでノーマルタイプはケンタロスが未だ幅を利かせており、
さらにはハッサムヘラクロスカビゴン等が跋扈する環境だったが、
特殊攻撃に対して徹底的に強いため、散見されたのではないかと思われる。

ハピナスの全盛期は筆者が本格的に対人戦を始めた、
第三世代、ルビー、サファイア時代。
初期の頃こそ出なかったものの、旧世代のポケモンたちが解禁されると、
早くもその秘めた実力を開花。

当時の格闘タイプとして攻撃力最強を誇った、
チャーレムやカイリキーの攻撃でさえ平然と耐えてみせる持久力を持ち合わせていた。

更に、物理特殊がタイプごとに分かれていたためにエアームドとの相性補完に特に優れていて、
ハピムドと呼ばれたコンビは崩せなければ負け、
とまで言われるようなありさまだった。
最も、ハピナスがかなりの万能選手として扱われ、
エアームドはその補助的な意味合いが筆者の周りでは多かったように記憶している。
更にここにバンギラスが加わると砂嵐によるダメージで相手をじわじわと追い詰めるための体制を築き上げることができるのだが、
本筋とは関係ないため省略しよう。

これほどまでに環境を支配した理由はただ一つ。
有効打を打てるポケモンが恐ろしく少なかったことと、
唯一の弱点である格闘タイプのポケモンの汎用技が、威力の高くない瓦割りだったことに尽きる。
攻撃力に特化したヘラクロスの瓦割りくらいなら平然と耐えてしまうため、
うかつに攻め込むこともままならないようなポケモンだった。
事実、これは筆者の体験談だがハピナス1匹まで追い詰められていながら、
その後ハピナスがたった1匹で、6匹残っていた相手のポケモンを全て倒した、なんてこともあった程だ。
そんなになるまでやられるなよって?そりゃそうだけど。

これを受けてかどうかは不明だが、DS、ダイヤモンド・パール環境に入ると、
格闘タイプが一気に強化された。
その最たる例が、防御力が低下する代わりに威力120を誇る格闘タイプの技、インファイトの登場だろう。
この技が登場した事でそれまでと違って格闘タイプのポケモンの前に出るとダメージが即死圏内に入るようになってしまったため、
ルビーサファイア時代ほどハピナスを見かけることはなくなった。

それでも特殊攻撃に対しての強さは変わらないので、
万能選手としてではなく純粋な特殊受けとしての活躍は散見される。

当然、略称はハピ(ナス)
特殊攻撃ポケモンにとって「ハピで止まります」はトラウマスイッチ。
モンファと言いポケモンといい、ハピという略称のつく奴ぁどうしてこう強いんだ。

ヴァージアハピ

  • ヴァージアハピ

モンスターファームシリーズに登場するモンスター。

ピクシー派生のハム種のモンスターである。
ピクシー派生ゆえにハム種の中でもガッツ回復が速い。
普通に考えれば種族として執筆することはあっても、
派生種のモンスター1匹に記事を一つ割く事はおかしな話だ。
それはメタルナーの記事をご覧になってもお分かりいただけることだろう。

しかしそうは問屋が下ろさない。
モンスターファーム2でのヴァージアハピには、
この単独の記事を割く理由全てが存在する。

ガッツ(技を使用するためのポイント)回復はシステム上、
数字が少なければ少ないほど速いという扱いで、かつて執筆したメタルナーは6。
これはガッツが30回復するまでに要する時間が6秒かかることを意味する。

ではヴァージアハピはどうだろうか。
このモンスターのガッツ回復はなんと1。わずか1秒で30ものガッツが回復する。
驚異的なスピードである事は容易に想像が出来るだろう。

という事は、驚異的なガッツ回復を武器にガッツダウン技をひたすら連発し、
相手のガッツを延々と下げ続けるだけでバトルに勝利できてしまう。
間合いを取る時間を少しだけ持てばそれだけでガッツは一気に満タンになるため、
延々と技を連発する事は極めて容易なのである。

これは当然、設定のミスで発生した出来事なのだが、
裏を返すと初心者への救済策や金策(命中、回避だけを鍛えてガッツダウン技を一つでも会得すれば勝ててしまうため、高ランクの賞金マッチへと駆り出すと確実に黒字になる)として利用されることとなる。
また、常識からかけ離れた手数の多さは技の使い込みにも極めて有用で、
ハム種の技の取得条件の獲得をヴァージアハピに任せ切った上で合体させ、
フルモン育成の足がかりとする場合もある。

ただし、人間同士のバトルではガッツ回復があまりに早すぎるがゆえに、
基本的に使用は禁止される。

そのためか、モンスター甲子園では参加者の予選、
タイムトライアルの相手の1体として選出された。
これらの実績と知名度から(ヴァージア)ハピという略称が存在する。

ドリスコル

  • ドリスコル

フロントミッション(1st)に登場する人物。
U.S.N軍大尉で、ニルバーナ機関の責任者。

ニルバーナ機関そのものが公に秘匿された存在で、
実際の権限は階級に縛られることがないというだけあり、4階級上のUSNの要塞ランドデストロイヤーの責任者、カークランド大佐にデータ収集を目的とした試作機の運用を命ずることができるなど、謎の多い人物。
U.S.N内部では切れ者として知られているようだ。

しかしその正体は緊張状態にあったハフマン島と、
勃発した戦争を利用し、人間の脳を使ったヴァンツァーの制御COM、
バイオニューラルデバイス(通称B型デバイス)の実験、並びに平和調停機構の主導国であるザーフトラ共和国の国力回復のために、
ザーフトラ共和国から派遣された人員。

サカタインダストリィ製のB型デバイスに対応した黒い大型ヴァンツァー「レイヴン」を駆り、
ゲーム開始早々、主人公ロイドの婚約者、カレンの乗機を一瞬にして完膚無きまでに破壊するという凄まじいインパクトでの登場となる。

その後もカレンの行方を追うロイドの前にちらちらと影が映る事となり、
第二次ハフマン紛争の終結後、
紛争の中の、サカタインダストリィ、O.C.U、U.S.N、ザーフトラ共和国の
四者の陰謀と人道的に許されない事実を知り平和調停軍に反旗を翻し、
テロリスト組織「ハフマンの魂」と合流したキャニオンクロウとの交戦で重傷を負う。

程なくして人間の脳を直接ヴァンツァーの制御COMとつなげるS型デバイスとして巨大兵器ミール・オルレンに搭乗。
ロングリバース島でロイドと戦って死亡した。

登場時から「圧倒的に強い」キャラクターとして現れ、
専用機レイヴンはプレイヤーの使う事の出来ないヴァンツァー、
主人公の婚約者を殺害し、脳をCPUとして使用して自らのヴァンツァーに搭載するという悪行は、
彼が絶対的に悪役だとわからせるに十分なものである。

尚、このCPUはドロップアイテムとして入手可能で、
ゲーム中最強のCPUとして扱われる。が、ストーリー上素直に喜べない。
2年の歳月を経てやっと会えた婚約者が、
変わり果てた(なんてレベルじゃない)姿なわけだもんね。

ザッキー

  • ザッキー

サンリオタイムネットに登場する人物。
時の秘密を探る謎の女で、ハローキティの帽子を被っている。
実はこの帽子こそが本体で、体に見える部分は全て擬態……とあるが、
このザッキー自身は道中ボス。
レアモンスターを所持しているのでキッチリ奪い取ろう。

その正体はタイムネット世界の創造主。
その「苦しみの化身」で、時の柱を破壊し、
タイムネット世界を過去と未来に分断した張本人。
すなわち、同作のラストボス。

時の柱を修復した主人公と戦って敗北。
その後、火星にあるラストダンジョンの最奥部でモンスターザッキーに変身し、
再び主人公と戦うことになる。

このゲームの大きな落とし穴として「時の柱」と言うこのシステムが問題で、
これはポケモンでいう預かりシステムのような存在なのだが、
これにモンスター「161体」を転送することで時の柱の修復が完了する。
ところがゲーム中に登場するすべてのモンスター、「161種類」と勘違いした子供が数多く、
おまけにイベント配布限定のモンスターは4種類も存在するときたもので、
クリア不可能じゃん!と諦めた子供たちが大多数を占めていた。
なお、筆者もその一人。

投げてから2年ほどしたある時、ふとした思いつきで片っ端からモンスターを捕まえて「161体」転送したところ、
ラストダンジョンへの道が開けたために攻略を再開し、
モンスターザッキーのもとへたどり着いた記憶がある。

この、システムの落とし穴をものともせず、
適正レベルで向かうと大体パーティ平均40ちょっとのはずなのに、
当のモンスターザッキー自身はなんとレベル99
普通に戦っていては1ドット程度しか体力を減らすことができず、
しかも、3ターンに1度レベル33のしもべを呼び出して自身は後退し、体力回復してしまう。

そのせいでどういう戦術を取るにしても恐ろしく撃破に時間がかかるボスなのだが、
倒したら倒したでモンスターザッキー、ではなくその本当の正体、
すなわちタイムネット世界の創造主ホワイトサッキーに苦しみの原因と誤解されての2連戦。
こちらも勿論レベル99、しかも攻撃力は上がっているという鬼畜ぶり。
しかも体力もモンスターザッキーより上なのだからたまったものではない。
心がへし折れてもおかしくないバトルであった。

筆者は倒すまでに4時間を要した覚えがある。
モンスターザッキーに2時間、ホワイトサッキーに2時間だ。

ガブリアス

マッハポケモン
たかさ 1.9m
おもさ 95.0kg
からだを おりたたみ つばさを のばすと まるで ジェットき。
おんそくで とぶことが できる。

(ダイヤモンド版 ポケモン図鑑より)

ポケットモンスター ダイヤモンド パールで初登場したポケモン
シンオウ地方のチャンピオン、
シロナの切り札として登場するサメがモチーフのポケモン

サメがモデルのはずなのになぜかタイプは地面、ドラゴン
所謂600族のポケモンで、攻撃種族値は130と打点は申し分なく更に素早さ種族値は102もある。

強さの秘密はなんといっても逆鱗や地震を高攻撃力且つタイプ一致=威力1.5倍で打てる事、600族故の高い種族値、そして素早さ種族値の102という数字。
地面、ドラゴンというタイプも結構厄介なもので、
無力化されにくいドラゴンタイプとその補助に強い地面タイプと、相性補完は抜群。

更に素早さは下1桁の2というのが曲者で、
それを若干下回る素早さ種族値100のグループはウルガモスムクホーク
メガバシャーモメガガルーラ等強豪がひしめく、素早さ種族値の一大激戦区。
最速という条件こそ求められるものの、
これらを100%上から叩けるというのはそれだけで大きなアドバンテージとなる。
また、こだわりスカーフを使われなければ、
ドラゴンタイプのメタとなるフェアリータイプでガブリアスより速いポケモンエルフーンだけだが、
そのエルフーンにはガブリアスを一撃で仕留める攻撃力は無い。

耐久面も総じて高い能力でまとまっており、
相性関係を考えないのならミュウツーとほぼ対等と言って良い。
その分特攻が低いが物理攻撃力に回っていると考えれば欠点でもなんでもない。

恵まれたステータスは物理攻撃ポケモンの完成形の一つといっても間違いではなく、
登場から今日に至るまでバトルの中心とも言うべき大きな存在感を示している。

特にシングルバトルでは対策していないとガブリアス1匹にパーティが全滅なんてのはままあることで、育てた人間の絶対数が多いことからGTS掲示板でもフカマルはよく見かけるため対戦の入門用ポケモンとしても、育てておいて間違いのないポケモンではある。
ただしその強さは識者なら誰もが知るところであり、必ず何らかの対策がされていると考えて運用しよう。

それでもなお対戦界隈で活躍しているのは、多くのトレーナーに大きな信頼を置かれている証拠でもある。
登場してから10年、サンムーン環境でもシングルバトル界隈では大きな存在感を示し、
アローラ地方の島々の守り神にあやかり、「レー島の守り神ガブ・リアス」なんて渾名が付けられている。

氷タイプの攻撃に対して4倍ダメージを受ける、という重大な弱点を抱えているが、
氷4倍とわかっていてやむにやまれずな時じゃない限り、
ガブリアスを氷タイプのポケモンの前に出す奴はほぼいない。

また、メガシンカすることができる。
高い攻撃力の代わりに素早さ種族値が92に下がってしまうのと、
メガシンカする必要がないレベルの力量を元々持っているため、
メガガブリアスを使うトレーナーは結構珍しい。
勿論、メガガブリアスも強いのだが