ドリスコル

  • ドリスコル

フロントミッション(1st)に登場する人物。
U.S.N軍大尉で、ニルバーナ機関の責任者。

ニルバーナ機関そのものが公に秘匿された存在で、
実際の権限は階級に縛られることがないというだけあり、4階級上のUSNの要塞ランドデストロイヤーの責任者、カークランド大佐にデータ収集を目的とした試作機の運用を命ずることができるなど、謎の多い人物。
U.S.N内部では切れ者として知られているようだ。

しかしその正体は緊張状態にあったハフマン島と、
勃発した戦争を利用し、人間の脳を使ったヴァンツァーの制御COM、
バイオニューラルデバイス(通称B型デバイス)の実験、並びに平和調停機構の主導国であるザーフトラ共和国の国力回復のために、
ザーフトラ共和国から派遣された人員。

サカタインダストリィ製のB型デバイスに対応した黒い大型ヴァンツァー「レイヴン」を駆り、
ゲーム開始早々、主人公ロイドの婚約者、カレンの乗機を一瞬にして完膚無きまでに破壊するという凄まじいインパクトでの登場となる。

その後もカレンの行方を追うロイドの前にちらちらと影が映る事となり、
第二次ハフマン紛争の終結後、
紛争の中の、サカタインダストリィ、O.C.U、U.S.N、ザーフトラ共和国の
四者の陰謀と人道的に許されない事実を知り平和調停軍に反旗を翻し、
テロリスト組織「ハフマンの魂」と合流したキャニオンクロウとの交戦で重傷を負う。

程なくして人間の脳を直接ヴァンツァーの制御COMとつなげるS型デバイスとして巨大兵器ミール・オルレンに搭乗。
ロングリバース島でロイドと戦って死亡した。

登場時から「圧倒的に強い」キャラクターとして現れ、
専用機レイヴンはプレイヤーの使う事の出来ないヴァンツァー、
主人公の婚約者を殺害し、脳をCPUとして使用して自らのヴァンツァーに搭載するという悪行は、
彼が絶対的に悪役だとわからせるに十分なものである。

尚、このCPUはドロップアイテムとして入手可能で、
ゲーム中最強のCPUとして扱われる。が、ストーリー上素直に喜べない。
2年の歳月を経てやっと会えた婚約者が、
変わり果てた(なんてレベルじゃない)姿なわけだもんね。