ザッキー

  • ザッキー

サンリオタイムネットに登場する人物。
時の秘密を探る謎の女で、ハローキティの帽子を被っている。
実はこの帽子こそが本体で、体に見える部分は全て擬態……とあるが、
このザッキー自身は道中ボス。
レアモンスターを所持しているのでキッチリ奪い取ろう。

その正体はタイムネット世界の創造主。
その「苦しみの化身」で、時の柱を破壊し、
タイムネット世界を過去と未来に分断した張本人。
すなわち、同作のラストボス。

時の柱を修復した主人公と戦って敗北。
その後、火星にあるラストダンジョンの最奥部でモンスターザッキーに変身し、
再び主人公と戦うことになる。

このゲームの大きな落とし穴として「時の柱」と言うこのシステムが問題で、
これはポケモンでいう預かりシステムのような存在なのだが、
これにモンスター「161体」を転送することで時の柱の修復が完了する。
ところがゲーム中に登場するすべてのモンスター、「161種類」と勘違いした子供が数多く、
おまけにイベント配布限定のモンスターは4種類も存在するときたもので、
クリア不可能じゃん!と諦めた子供たちが大多数を占めていた。
なお、筆者もその一人。

投げてから2年ほどしたある時、ふとした思いつきで片っ端からモンスターを捕まえて「161体」転送したところ、
ラストダンジョンへの道が開けたために攻略を再開し、
モンスターザッキーのもとへたどり着いた記憶がある。

この、システムの落とし穴をものともせず、
適正レベルで向かうと大体パーティ平均40ちょっとのはずなのに、
当のモンスターザッキー自身はなんとレベル99
普通に戦っていては1ドット程度しか体力を減らすことができず、
しかも、3ターンに1度レベル33のしもべを呼び出して自身は後退し、体力回復してしまう。

そのせいでどういう戦術を取るにしても恐ろしく撃破に時間がかかるボスなのだが、
倒したら倒したでモンスターザッキー、ではなくその本当の正体、
すなわちタイムネット世界の創造主ホワイトサッキーに苦しみの原因と誤解されての2連戦。
こちらも勿論レベル99、しかも攻撃力は上がっているという鬼畜ぶり。
しかも体力もモンスターザッキーより上なのだからたまったものではない。
心がへし折れてもおかしくないバトルであった。

筆者は倒すまでに4時間を要した覚えがある。
モンスターザッキーに2時間、ホワイトサッキーに2時間だ。