菊五郎

天外魔境IIに登場する人物。
主人公達、火の一族と相対する根の一族の一人で、
伊勢、紀伊周辺を征圧した密林城の主。

そもそもは根の一族の役者で、自称「ジパング一の伊達男」。
「次に出会うまでに自分のことを5回称えるだろう」
と言い残した後、菊五郎が待ち構えている古墳の、
扉を開けるパスワードに「キクゴロウエライ」と設定したり、
とある民家の上に自らの看板を立てたりするナルシスト。

また、バイセクシャルな上かなりの好色漢で、
和歌山城を乗っ取った時には、
9人の男女をとっかえひっかえしていたらしい。少しうらやましいなんて言わないぞ。
うち二人は原因は作中明らかにされないが死亡している。

ちなみに、菊五郎本人とは2回しか戦わない。
林城に突入して、特設劇場で1回、
その直後、密林城と同化した菊五郎と決戦という流れ。
つまり、菊五郎は密林城そのものというわけだ。

2番目に倒される大ボスでありながら、
何故か専用の戦闘BGMが流れ、
先の和歌山城ではパーティキャラの一人、
カブキ団十郎と変身対決を行うため、存在感はなかなかのものがある。
他のキャラクターも負けず劣らず濃いぞ。

名前の由来は、現実に存在する歌舞伎役者、
尾上(おのえ)菊五郎から拝借したのではないかと推測される。
ちなみに当代の七代目尾上菊五郎人間国宝の歌舞伎役者で、
当代数えて12代になる、故・市川團十郎と並ぶ歌舞伎界の大物中の大物だそうだ。